バイリンガルの私がマレーシアへ転職 海外で人生が変わった話

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皆さん、こんにちは。Rubyです(@Alcoholic_ruby)!

私は以前日本で働いていましたが、転職をするにあたって、思い切って海外での転職に挑戦してみました。

その結果、天職に出会えたのです!

そこで今回は、私の仕事、マレーシアでの生活、人生の変化についてご紹介していこうと思います。

マレーシアは南国で地味なイメージがありますが、実はすごく住みやすい国なんです。物価が安く、家賃が安く、お給料がいいんです。マレーシアで働きはじめたことで、私の人生は変わりました。

  • 今の仕事をやめたい
  • 転職を考えている
  • 海外で働くのがずっと夢だった
  • 生活の環境をガラッと変えたい

こんな方に「私のような生き方もあるんだ」と知ってほしいなと思い、記事を書いていきます。

補足

この記事で表示するリンギット→日本円への換算は、2019年4月15日のルートです

そもそもマレーシアってどんな国?

マレーシアをよくご存知ない方のために、どんな国なのかを簡単にご説明します!

マレーシアは羽田から飛行機で7時間ほどの場所にある、東南アジアの国の1つ。首都はクアラルンプールです。マレーシアの周辺にはタイ・インドネシア・ブルネイがあり、海を境目にしてシンガポール・フィリピンと隣接しています。

代表的な観光スポットは、

  • ツインタワー
  • セントラルマーケット
  • チャイナタウン
  • モスク
  • バツー洞窟 など

地元のナイトマーケット(市場)は日本にはない南国の食材が多く、いるだけで面白いですよ!

しかし、これは世間一般で言われているマレーシアです。

1年間住んでみた『私目線のマレーシア』をお伝えします。

マレーシアにきて変わった『金銭感覚』と『遊び方』

1.お金を使う楽しさを知った

マレーシアにきた当初、日本の感覚でお金を貯めていました。

しかし、ふと気がつくと、口座にあるお金が全然へりません。へらなすぎて「あれ?私って物欲ないのかな?贅沢した方がいいのかな」という不思議な危機感をいだきました。

なので、マレーシアに来てからはあえて『お金を使うこと』に集中するように。買い物するときは、ほとんど値段は見なくなりました!

マレーシアの物価は日本の1/3なので、日本の感覚でお金を使っていても余裕で貯金ができます。

2.「楽しむ」を追求するようになった

私の家にはお風呂がなく、シャワーのみです(ある家もありますが私はサウナとジムのクオリティを優先しました)

なので、お風呂に浸かりたいがために、タイにある日本風温泉に行くこともあります。

その他だと、

  • カレーが食べたいからスリランカに行く
  • 家族に会いたいから日本に帰る など

日本よりも航空券が安いので、躊躇することなく購入しては国をまたいでいます。東京から箱根に行くよりも、軽い気持ちで旅行してます。笑

3.休日はホテルのアフタヌーンティーに行くようになった

▲リッツカートンのハイティー

マレーシアのアフタヌーンティは、すっごく楽しくて魅力的なんです!

どこの高級ホテルでもアフタヌーンティ(マレーシアでは「ハイティー」と言います)をやっています。まさにクアラルンプールは激戦区。

リッツカールトン、マジェスティック、ヒルトン…etc。

立地、ビルの高さ、味など、それぞれホテルによって個性がちがいます。おめかをししてお気に入りのハイティーを見つけるのは楽しいです!ホテルによって変わりますが、ハイティーは1人あたり40〜60RM(1079〜2158円)

非日常感をお手頃価格で楽しめるんです!

個人的な意見ですが、ハイティーが自分の好みなホテルは、宿泊しても間違いないと思います。わざわざ泊まらなくても、ハイティーでよいホテルかどうか、品定めもできます。

4.毎週マッサージに行くようになった

毎週マッサージに行きます!

足をほぐすだけの簡易的なマッサージではなく、本格的なマッサージです。バスローブを着て施術台に横になり、オイルマッサージで全身揉みほぐしてくれます。

値段は場所にもよりますが、1時間半のマッサージで60RM〜90RM(1633〜2499円)

リラクゼーションの日々です!

マレーシアでの仕事 ここまで合う仕事は初めてかも!

私の趣味は旅行。そして、軽い気持ちで入社したマレーシアの旅行会社。

私は今の会社が3社目ですが、ここまで自分にあった会社は初めてです!

大学4年生のとき、周りに流され必死に就職活動をしました。やりたくもない、興味もない仕事内容でもをあたかもここは自分のいるべき場所だと大げさに振舞った面接をしていたころの自分と比べると「本当に変わったな」と、笑えてきます。

就職活動中、ゴールは自分にあう仕事に出会うことではなく、内定を勝ちとることだったのです。そして転職に対する周囲の風当たりが強さ。自由に生きるの難しさを痛感しました。

決して引かれたレールの上を走っていることを否定したいわけではなく、そのレールは『本当に自分の行きたい場所まで続いているのかどうか』を、今一度考えてほしいのです。

私は今の職場でスキルを学び、1年で転職を考えていました。

ところがどっこい、仕事が楽しい!

旅行に関する専門知識、初めて聞くような名前のマイナーな国との出会い。毎日学べることだらけで、成長していくのが見てとれます。

私は初めて「仕事のやりがい」というものを感じました。休みだけが生きがいだった日々が、仕事も充実、プライベート充実な生活に変わりました。仕事をがんばった分だけ、比例してお給料も変わっていきます。

週に5日間、1日の1/3の時間を嫌なことに費やすなんてもったいない。

そして、ここからがマレーシアのすごいところ。マレーシアで働くとこんなメリットがあります!

マレーシアで働く9つのメリット

1.物価が日本の1/3

マレーシアの物価は日本の1/3と言われています。

どのくらい安いのかというと、ペットボトルの水に例えるなら、0.7RM(19円)。街中にある屋台でご飯を食べると、1品6RM(162円)くらい。

少しの例ですが、飲食代は日本と比べると安いとわかりますよね。

そんな中、私のような海外で働く日本人は日本と同じ位のお給料で働けることが多いのです。つまりマレーシアの物価と比べると、約3倍のお給料が支払われることになります。

2.家賃が安い

▲私の自宅リビング

首都から少し離れているので、家賃が安いんです

私は親友とルームシェアをしていて、1ヶ月の家賃は2,9万です。2,9万円なら日本でも安い家を借りられるかもしれません。ですが、私の家は大きなコンドミニアム。

▲自宅のコンドミニアム内にあるスカイプール

設備は50mプール、スカイプール、テニスコート、ジム、BBQ、テラスなどが敷地内にあり、住人であれば使い放題!

3.タクシー代が安い

マレーシアは、タクシーが安いのが特徴です。

東京23区のタクシーの初乗り料金は410円。237mごとに80円プラスされます。マレーシアでは専用のタクシーアプリがあるので、アプリを操作するだけで、家まで無料で迎えに来てくれます。

初乗りは5RM(135円)。首都に行くのも25RM(680円)程度。遠出をしても1000円を超えることは、滅多にないんです。

また、アプリを使用すれば、距離によって値段が事前に表示されるので、観光客を対象にしたボッタクリを避けることもできます。

4.残業の文化がないこと

日本の会社といえば、悪魔の『残業』です。

周りの人よりも先に帰るのが悪い気がして、無理して残業をした経験はありませんか?

私が勤めている会社もそうですが、マレーシアにある会社は勤務形態が自由なイメージがあります。私の友人は1日の勤務時間が長い代わりに、週休3日があるそうです。

私も好きな時間帯に働けるよう、シフトを自分で調節しています。

朝が強い人は早い時間を選び、午後を有意義に。朝が苦手な人は、午後出勤など。自分にあった好きなを勤務形態を選べる会社が多いのが、マレーシアのいいところです。

ちなみに私は、午後出勤が好きです。なぜかというと、朝を有意義に過ごしたいから。毎朝ジムに通い、プールサイドでコーヒーを飲んでから出勤するのがルーティーンです。

そして、何よりわかっていただきたいのは、マレーシアで得られる心の余裕です。人生を楽しめる時間はたっぷりある!

私は今のお給料と同じ額を日本で稼ぐために、社会人をやりながらアルバイトを2つ掛け持ちしてました。あの時は気力と根性でがんばっていましたが、今はもう絶対に戻れません。

5.時間と金銭面に余裕ができるので、新しいことに挑戦できる

日本にいた頃は、時間もなく金銭的な余裕はありませんでした。

アルバイトを掛け持ちして、常に働いていました。

マレーシアで働き始めてからは、掛け持ちをする必要もなくなり、残業も少なく、時間的にも金銭的にも余裕ができました。

エステサロンに通ったり、乗馬やサーフィンを始めたり、マレー語やスペイン語の勉強をはじめたり。新しいことに挑戦できるいい環境で過ごせています!

6.美容代が安い

▲70RMでやってもらったネイルアート。日本円に換算すると1840円くらい

私は美容関係に関して非常に疎いのですが、マツエク、ネイル、シミ取りレーザー、歯のホワイトニングも日本より安いらしく、会社の女の子達はここぞとばかりに通っています。

「どのくらい安いのか?」をお伝えするために、参考になる値段を記載します(お店によって多少前後します)

  • マツエク90RM→2449円
  • ネイル60RM→1633円
  • レーザー500RM→13609円
  • 歯のホワイトニング400RM→10887円

レーザーやホワイトニングは日本と変わりませんが、マツエクとネイルは格段に安いですよね!

7.寒がり、花粉症には最適!

日本には美しい四季がありますが、マレーシアは常夏です。

ですが、日本とはちがい蒸し暑さはなく、カラッとしています。夜は涼しく過ごしやすいです。また花粉症や梅雨もないのでだるさや、鼻水、目のかゆみに苦しむ事もなくなります。

普段は会社までタクシーやシャトルバス通勤なので、あまり暑さを感じないのが本音です。

8.海外ならではの「柔軟な考え方」があるので働きやすい

日本は礼儀を重んじていて、相手を尊重することが当然。

それが出来るすばらしい国です。昔から受け継がれている社風やルール。昔はそれで成り立っていたかもしれません。

でも、このご時世、同じようにうまくいくわけがないのです!

もちろん良いところもたくさんあります。でも「それって本当に必要?」というルールも実際ありますよね。

いくつか例をあげてみます。

  • 年功序列→良い文化でがあるけど絶対必要?
  • 合わなくても、とりあえず3年→誰が決めたの?
  • 定年まで同じ会社に勤め続ける→1社目でそんな運命的な会社に出会えたらいいけど…
  • 有給が申し訳なくてとれない→何のための有給?貯めるため?
  • 上司が残業していると帰り辛い→時間の無駄!

毎日同じ環境に居続けるとそれが当たり前になり、だんだんと疑いも持たなくなります。人生を変えようと行動に移しても、自由を許さない日本の社会では敵ばかり増えることに。

それに比べて、マレーシアは自由です。もちろん会社にもよりますが、残業はありません。

友達のような上司、1年で転職、ほぼ毎月有給で旅行など。マレーシアの会社は、働く人間に優しいのです。もちろん大雑把なところや、適当な所もありますが、どこにいたって自分の身は自分で守るもの。

古い常識にとらわれず新しいところへ飛び出してみると、人生のモチベーションが上がりますよ!

9.旅行好きにはもってこい!

マレーシアから海外旅行をすると、飛行機代の費用が抑えられます。

この記事を書いているのは、2019年4月。1ヶ月後の一番安い航空券を調べてみると…

  • タイ、バンコク→約3500円
  • ベトナム、ホーチミン→約3500円
  • シンガポール→約1500円
  • オーストラリア、パース→約6500円

(※上記の金額は片道です)

もちろんシーズンによって金額に変動はありますが、日本に比べてアジア・オセアニア方面の飛行機代が安いので、旅行好きにはたまりません。

私は最近スリランカに行ってきました! 世界が広がりますよ!

そんな上手い話はない?! マレーシアで働く本音をこっそりお伝えします

こういう記事って、良いことしか書いていませんよね?

なので、この記事の内容をみても「そんなうまい話あるわけない」と思うのも当然のことでしょう。

ここからはマレーシアの良いことだけではなく、悪いことも正直にお話しします。

マレーシアに住んで悪いことを具体的にあげてみました。

  • 毎日暑い
  • VISAが必要
  • 日本食が恋しくなる
  • 家族に会いたくなる
  • コンビニのクオリティの低い
  • コンセントの形が複雑(3つ又タイプ)

実際、このぐらいです!

マレーシアに興味を持ってくれた方へ、これだけは読んでください

▲同期とモスク観光へ

日本の会社に勤めていた時を思い返すと、こんなにも世界が違うのかと驚きました。

6時起きをして、満員電車に揺られなくていいんです。貯金の為にカツカツな生活をしなくてもいいんです。日本の普通だと思っていたことは、マレーシアに来てから普通ではなくなりました。

私は今の人生が好きです。

これだけは胸を張って言えます。

▲プールの中ではしゃぐ兄

日本にいると、我慢が当たり前になっている方も多いと思います。

でも、人生は一度きりです。時間は有限。もう一度、自分の本当にしたいことを考えていただきたい。これを読んでくれた方に少しでも伝わったら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

以上、マレーシアからルビーからお届けしました!

▲マレーシアに来るなら、ガイドブックは1冊用意しておきましょう!

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この記事を書いた人

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Ruby

小学生時にインターナショナルスクール、5年生で飛び級し、オーストリアの小学生へ転校&卒業。大学時代はアメリカ、シアトルに留学。社会人を経験後、ニュージーランドへワーキングホリデーへ。日本で再度就職したのち退職。2018年5月、マレーシアで再就職。巨大うさぎと2人暮らし。