みなさんこんにちは、Arisaです(@arisawilliams)
海外生活するにあたり、もっとも気になる「お金の話」をしていきたいと思います。
マレーシアで外資系の会社に転職した私は、日本と同じぐらいのお給料をもらいながら、物価が日本の1/3のマレーシアで余裕のある生活をしています。
どのくらい余裕があるのかというと、普段は毎月どのくらい支出と収入があるか管理しなくても、貯金できるレベルです。
では、実際マレーシアに住んでいる私は、どんなお金の使い方をしているのか。または、貯金できているのでしょうか。
マレーシアでは、日本では体験できないお金の使い方ができます。生活スタイル次第でリッチな生活も、節約をして貯金生活も可能です!
余裕のある暮らしをしても1ヶ月の支出は約10万円
毎月の支出を以下の表にまとめます。
※1リンギ=25円で計算
支出内容 | 金額 |
家賃 | RM1500(37500円) |
水道光熱費 | RM200(5000円) |
食費 | RM700(18750円) |
交通費 | RM300(7500円) |
交際費 | RM1000(25000円) |
その他日用品など | RM100(2500円) |
合計 | RM3800(95000円) |
マレーシアで余裕のある生活をしても、毎月固定でかかるのは約10万円です。
家賃はもちろん、料金、水道光熱費は変動がありません。
家賃は本来ならRM2600(65000円)ですが、ルームシェアをしているため、半分を支払っています。多めに出しているのは、大きい部屋を使っているから。
以前の記事でも住んでいるコンドミニアムの紹介はさせて頂きましたが、あのクオリティでこの金額なので文句は一切なしです!
水道代と食費は日本にくらべて格段に安い
電気代は日本とあまり変わらない印象がありますが、水道代は本当に安いです。
水道代はルームメイトと合わせて、1ヶ月20RM(1000円)な時もあります。常夏のマレーシアではシャワーを何回も浴びる日もあるので、ありがたいです!
食費は月RM700(17500円)のうち、RM300(7500円)は平日のランチ代。
会社の周辺には飲食店がたくさんあり、1食RM10〜20ほど(250〜500円)で食べれます。1日の平均がRM15だとして、ひと月20日間働けばランチ代はRM300になります。
お弁当を作れば、この出費は抑えられますね!
▲会社の近くのカフェで食べれるクイテオスープ。RM9.8(245円)
タクシー代や臨時支出があっても月8万円は貯金できる
意外と出費になるのが、タクシー代です。
車社会なマレーシアなのに車を所有していないので、移動はすべてタクシーアプリ「Grub」に頼りっきり。面倒でカード払いにしていたのでいくら使っているか履歴を調べてみたところ、RM300(7500円)でした。
タクシーにこの金額は高い……とは感じますが、車を所有するのにかかる金額と比べたら安いので、仕方ないですね。
電車も一応走ってます。ですがが、駅までが遠いのであまり使ってません。私の住んでいる地域からKLの中心までは、タクシーだとRM30(750円)ほど。電車を使えば、なんとRM4.2(105円)ですみます!
駅近のコンドミニアムに住めば、節約効果をアップできそうですね。
このように細々した支出はあるものの、残りはすべて貯金ができます。
一時帰国する際の臨時支出もあるので月によって支出の金額は変動しますが、平均で毎月7〜8万円は貯金できる計算になります。
支出があっても貯金できるのは外資系会社だから
マレーシアでは、日本人のお給料は高いことで有名です。
現地の方の認識は「日本人=お金持ち」であると言っても過言ではありません。その理由としては、基本給にくわえ「手当」がつき、給料に加算されるからです。
マレーシアの会社に勤める場合一般的な流れとしては、
- 内定決定
- 会社の人事が就労ビザの手配
- ビザが無事降りる
- 正式に渡航
という流れです。
入社時には会社側が銀行口座の開設、外国人登録証明書も発行してくれます。給料はこの時に作った口座に振り込みをしてもらえるので、手続き自体は簡単です。
それだけではなく、給料の形態が日系企業と違うポイントがあります。
貰っている総支給額の中でも、
- 基本給
- 食事手当て
- 言語手当て
- インセンティブ
- ベースアップ分
というような内訳があります。基本給、食事手当て、言語手当ては毎月定額です。
言語手当てについては、仕事のなかで英語に加えて日本語も使用するためついてくるもので、外国人労働者であれば基本的についてきます。
また、やはり海外は仕事の出来高でお金が入る「インセンティブ制度」が一般的です。
仕事がうまく行った月だと、インセンティブのみでRM1000(25000円)になることも! 逆に上手くいかない月は、それだけお給料が減ってしまうということです。
もう1つ嬉しいのが、日本で言う「ベースアップ」の制度です。
私の会社では勤続1年間につき、翌年のお給料は毎月RM500(12500円)プラスされます。勤続を理由にここまで金額の高い手当てをつけてくれる日系企業はあまりないので、外資系ならではのよいところですね。
ちなみに私の会社では平社員はボーナスがありませんが、何年も務めてマネージャーのような立場につけば、ボーナスがつくようです。
生活に必要なものたちの値段 生活必需品は安いが特定のものは高額
いくら物価が安くても「日本よりもお金がかかるものがあるのでは?」と、お考えの方も多いかと思います。
そこで、マレーシアのスーパーで私がよく買うものの値段を、
- 日本よりも安く買えるもの
- 日本で買うよりも高いもの
- 同じくらいの値段のもの
この3つにわけてみました!
<日本よりも安く買えるもの>
飲料水
フルーツジュース、炭酸飲料
卵
マンゴーなどのトロピカルフルーツ
緑黄色野菜全般
トイレットペーパーなどの紙製品
<日本で買うよりも高いもの>
豚肉
アルコール類全般
たばこ
日本の食材
いちごやチェリーなど、ベリー系のフルーツ
インスタントラーメン
シャンプーやコンディショナーなど洗面具全般
<同じくらいの値段のもの>
牛肉
冷凍食品全般
チーズ、牛乳などの乳製品
生活必需品と呼べるものは、日本よりは安い傾向にあります。飲料水、野菜、インド米は日本よりかはかなり安いです。
日本よりも値段が高く設定されている、豚肉、アルコール、タバコについては、イスラム教では禁止されているため、マレー系の人たちの消費が少なく高額です。
イスラム教の人たちが食べてはいけないものを「Non Halal(ノンハラル)」と呼びます。
中でもアルコール、タバコは政府が高い税率をかけているため、高額になりがち。お酒好きには非常に痛いです。タバコも吸う人は、覚悟が必要かもしれませんね。笑
また、当たり前ですが、輸入に頼らなければいけない日本の食材や、熱帯では育たないフルーツなどは高額です。
▲スーパーで買えるお寿司は1パックRM20〜25(500〜750円)前後。日本食にしては意外と安い
生活スタイル次第では、日本よりも安く手に入るものをベースに生活をして節約、ということも可能です。でも、お給料に余裕があると、ついつい甘えてしまいます。笑
それでもまったく生活に支障がないのが、マレーシア生活の魅力とも言えますね!
生活スタイル次第でがっつり貯金も可能
今回はマレーシア生活での、リアルなお金の面のお話をしてみました。
頑張って節約してガッツリ貯金をするのも、お金を使いリッチな生活をするのも、自分次第です。
いずれにしても、日本ではできないようなお金の使い方ができるのは、マレーシアならではのメリットです。
移住される方はぜひ参考にしてください!
▲マレーシアで一緒に住んでいるルームメイトの1ヵ月分の生活費については、こちらの記事でご覧いただけます。
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