こんにちは、オーストラリアワーホリから急遽帰国したBellaです(@bellabella8383)
全世界で強烈な猛威をふるっているコロナウイルス。感染者だけがコロナウイルスの被害者ではありません。
ワーホリ生や留学生にとっても、大きな被害をもたらしています。私もその1人です。
オーストラリアの空港の封鎖が決定し、ほぼ強制的に帰国を余儀なくされてしまったから。
ワーホリビザの期限は、2020年5月17日まででした。2ヶ月も期間が残っていましたが、コロナウイルスの影響で帰国せざるを得ない状況になってしまったのです。
今回は日本へ緊急帰国した経緯や、オーストラリアの町の様子をまとめていきます。
緊急帰国した理由 内務省のアドバイス通り空港封鎖前に行動した
私が帰国を決断したのは、現地で知りあった日本人女性の友人からの連絡がきっかけでした。
2020年3月18日、

やばくない? 私たち日本に帰れないよ!
メッセージと同時に、このニュースが送られてきました。
3月30日より国際線の停止……?!
私と友達は愕然。こんな自体になるなんて、1ミリも考えていなかったからです。
当時のオーストラリアの様子といえば、シティ中でマスクをしている人はほぼおらず、普通の日常と変わりません。週末にはシティに出て、Barにも行っていました。
変化といえば、オーペア先のお母さんから、ありとあらゆるものが品薄になっている話を聞いていたくらい。
危機感がなかったため、友達から突然送られてきたニュースにかなり驚き。
私のビザの期限は、2020年5月17日。有効期限は残り2ヶ月ほど。当初はその期限ギリギリまで、オーストラリアを満喫するつもりでいました。
しかし、ニュースをみて2つの疑問が浮かびあがってきました。
- 3月30日以降の空港封鎖後、空港の再開はいつ?
- 空港が再開される前にワーホリビザが切れたらどうするの?
コロナウイルスで空港が閉鎖し、飛行機にのれずにビザが切れた場合、オーストラリアはどのように対応してくれるのでしょうか。まったく予想がつきません。
すぐに大使館に連絡。大使館の回答は、以下の通りでした。

空港については空港に。ビザについては内務省に問い合わせてください
つ、冷たい……。
「そりゃそうか」と思いつつ、オーペア先のお母さんに相談。すると、内務省に連絡してくれました。
内務省では、

空港がいつ再開するかはわからないので、3月30日までに帰国するのが無難です
との回答でした。
ワーホリ期間が残されている中とても残念でしたが、
- 全世界がこの状況の中、日本もいつ閉鎖されてしまうのかわからない
- オーストラリアにい続けても、観光や遊びはもちろん通常の生活ができる状態ではない
- 冬になるオーストラリアでは、今後さらにコロナウイルスの感染者が増えるという噂がある
- 空港の再開を待っていたら、ワーキングホリデービザが切れる可能性がある
- ビザが切れた場合、そのまま滞在し続けると不法滞在になる
という理由から、帰国を決意。
友達から連絡があった日のうちに、3/29のフライトチケットを購入。「これで無事日本に帰国!」となるはずが、ここでハプニングが……!
チケット購入から2日後、フライトがキャンセルされてしまったのです。
すぐに別のフライトに変更。いつキャンセルされるかわからないため、すぐに帰れるよう2日後(3/22)の便にしました。
という長い戦いをおえ、なんとか日本に帰国できたのが今回のお話。
オーストラリアのコロナウイルスの影響 買い占めや禁止事項は日本よりも酷い
先ほども少しお話しましたが、オーストラリアの街中は通常と変わらず。マスクをつけているのはアジア人くらい。
ただし、スーパー内は激変。買い占め騒動は日本よりもひどい状態でした。
トイレットペーパはもちろん、パスタ、ライス、お肉やお魚、乳製品、石鹸、マスク、薬、除菌関係の商品は品薄な状態が続いていたようです。
▲10時ごろのお肉売り場。空っぽ。
また、3月に入ってからも天候がよかったことから、観光地としても有名なボンダイビーチには人が集まっていました。
その様子がネットで拡散され、批判。その後、私が帰国する前日の3月21日に、ボンダイビーチは閉鎖されてしまいました。
続いて3月24日、大使館からこんなメールが。オーストラリア人が大好きなBBQでさえ、禁止になってしまったのです。
▲閉鎖される施設が増えるなか、結婚式や葬儀の人数までもが決められています。もちろんBBQもパーティーも禁止。
このように規制が厳しくなる中、オーストラリアに滞在していたとしても、楽しい海外ライフを過ごせなかったはずです。
オーペアファミリーとの悲しいお別れ
突然決まった日本帰国。報告しずらかったのは、オーペアファミリーです。
当初、帰国予定だった3月29日。しかし、フライトキャンセルになり22日へ変更。「1週間も帰国が早まった」と伝えると、本当に寂しそうな顔をしてくれました。
運命なのでしょうか。

帰国の前日、私が面倒をみていた子供の4才の誕生日でした。当日はパーティー禁止の警告も出ておらず、友達も招待し、誕生日会を開催できたのは本当にラッキーだったと思います。
昼におこなわれた彼の誕生日パーティーが終わり、最後の夕食。
▲オーペアファミリーから、メッセージ付きの絵本と私の大好きな美容グッズをプレゼントしてくれました。
小さいうさぎが私がお世話した子供、大きいうさぎは私だそう。
この本、素敵な内容なんです。お互いがどれだけ愛しているかを話しています。お母さんにこの本を読んでもらい、号泣でした。
いつかは別れがくるとは思っていましたが、サヨナラがこんなに早くくるなんて。でも彼は、多分何が起こっているか理解していなかったかも。笑
お母さんは何度も私にハグをしてくれて「またいつか彼のオーペアをしてほしい」と言ってくれました。これは本当に嬉しかった。

↑猫も子供も私のスーツケースに入ってくる。このまま日本に持ち帰りたい。
オーストラリアのモリソン首相は「100年に1度の出来事」とも言っています。
このタイミングでオーストラリアにワーホリへきたこと。
大切なオーペアファミリーに出会えたこと。
帰国最終日に彼の誕生日をお祝いできたこと。
私たちにとって、一生忘れない出来事になるでしょう。
海外から帰国した人へ 今後の飛躍に備えて14日間の自主隔離を

日本に帰宅してから毎日ニュースをみていますが、コロナウイルスの感染経路のほとんどが「海外から帰国した者とその濃厚接触者」だといいます。
つまり、私のような者なんです。
父からの勧めもあり、3月27日現在、自主隔離4日目。体調は悪くありませんが、私がコロナウイルスを持っていないという保証もありませんので、毎日熱を計りながら自宅で待機しています。
オーストラリアでは海外からの渡航者について、14日間自主隔離をするよう政府が発表しています。世の中ではこういった対応がとられていても、感染者が増え続けています。
このような状況の中、日本へ帰国した私たちからも感染を広めるわけには行きません。今の日本に自主隔離はとても重要なことだと思います。海外から帰国した人は、私からも自主隔離をお願いしたいです。みんなで一緒に感染を抑えましょう。
そして、ワーホリや留学を楽しみにしていた皆さま。
オーストラリアの状況について、ツイッターやインスタからお問い合わせをいただきました。
留学やワーホリのために勉強をして働いてきた方。
3月で会社を退職して、渡航予定だった方。
卒業後に海外へいこうと決断していた方。
今回の騒動で急遽延期や中止になってしまったと聞き、本当に胸が痛いです。
私がひとつアドバイスするなら、
ワーホリは行くことがゴールではない
ということ。
行ってからが、ワーホリのスタートなのです。
なので、今は健康第一に考え、次のステップまでの準備を抜かりなく進めてからいきましょう。そうすれば最高の海外生活が送れるはず!
ワーホリが2ヶ月も早く終わり不完全燃焼でしたが、まだまだワーホリを諦めたわけではありません。一緒に頑張りましょう!
少しでも早く世界に平和が戻りますように。