滞在中にテロ発生 女子2人弾丸スリランカ旅行記【後編】

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みなさんこんにちは、Rubyです(@Alcoholic_rub

楽しいはずの、友人とのスリランカ旅行。滞在中に、「スリランカ同時爆破事件」に巻き込まれてしまいました。

発生地域から離れたところにいたので命は守れましたが、外出禁止命令が出ていたため、どこもお店が閉まっている。タクシーやトゥクトゥクも捕まらない。

ホテルに向かうこともできず、真っ暗なヌワラエリアで立ち往生。ピリピリとした雰囲気の中、安全な場所をもとめ移動する私たち。

一体どうなってしまうのでしょうか?

では早速、スリランカ旅行 後編の様子をリアルにお伝えします!

▲スリランカ旅行記 前編の記事はこちら

野宿は避けたい 暗黒の街ヌワラエリアを彷徨う女2人

ひと気がなくなったヌワラエリア。

どの家もカーテンが閉められ、本来ならタクシーやトゥクトゥクがたくさんいるのに1台も見つからず、町全体が「テロ警戒モード」。

ホテルまでは4km以上あります。たどり着けず、野宿の可能性もでてきました。

しかしその時、1台のトゥクトゥクを発見!

軍人の方も、私たちも全力で止めました。

トゥクトゥクの後部座席には、すでに現地の男性が1人乗っていました。図々しいですが、無理やり相乗りさせてもらうことに。これを逃すと、野宿の可能性だってある!

日本人2人と現地人1人、ぎゅうぎゅうに後部座席に押しこまれ発進。

重量オーバーなせいか、トゥクトゥクからはかわいそうな走行音が聞こえてきましたが、誰もこのことには触れず、無事に走り切ってもらうことだけを考えました。

▲トゥクトゥクはこんな感じ。東南アジアでよく利用される3輪タクシーです

真っ暗闇の中、トゥクトゥクの小さなライトひとつで坂を登っていきます。

聞こえるのはトゥクトゥクの悲鳴のような機械音。本当なら美しい紅茶畑が広がっているはずですが、もう景色などどうでもいい。

そして、隣にいる怪しい現地の男。

現地の人

タバコ、いい?

そんなの乗せてもらってるので断るわけにもいかず。

「どうぞ」と返事をすると、この狭いトゥクトゥクの車内で吸いはじめる自由さ。

あ、1本吸う?

いやいや! 見てただけですから! どんだけ自由!

 というやり取りをした後、いきなりトゥクトゥクが停車。外を見ると、たくさんの軍人の方々が。

軍人さん

何をしている! 外出禁止だぞ!

的なことを、スリランカ語で言っているようです。

現地のお兄さんが間に入り、私たちを守ってくれました。

現地の軍の方は英語があまり流暢なではない様子でしたが、なんとか意思疎通をはかり、刺激しないよう指示に従いました。怖かった……

荷台を調べられ、パスポート、VISAを提示しなんとか通過。

ホテルまでは、まだまだ道のりが遠そうです。

明かりひとつない真っ暗闇 スマホの光を頼りにホテルまで歩く

検問を抜け、ナビを頼りに山を登ります。ホテルまでもうすぐ。

しかし、まだハプニングは起こります!

ホテルは目と鼻の先。しかし、その前には急な坂道。

景色のよさが裏目に出ました。トゥクトゥクでは登れず、仕方なく荷物を持って真っ暗闇の中、スマホのライトで坂道を登るはめに。

トゥクトゥクドライバーのお兄さんには2倍の料金をわたし、お礼を言いました。すると、お兄さんが「片言の英語でホテルまで送る!」と、暗闇の中ホテルまで一緒に登ってくれました。

あなたが送ってくれようがくれまいが、私の歩く距離は変わらないけどな! 荷物も自分で持ってたし!笑

しかし、吊り橋効果もあり、少しかっこよく見えました。日本に住んでいる想像しづらいでしょうが、街灯がないと本当に夜って暗いんです。

野犬がどこで吠えてるのかもわからない、どこかでワンワン聞こえる。怖くて足元しかライトを照らせない中、なんとかホテルに到着。

本当に長かった。泣 

民宿に着いたら、

オーナー

大変だっただろう

オーナー

夕ご飯を用意してあるから食べなさい

と、オーナーが迎え入れてくれて、本当に泣きそうになりました。

(ちゃっかり請求されましたが)

トゥクトゥクドライバーのお兄さんにお礼を言い、夕ご飯を食べ、何とかこの日は終了。最新のニュースをみると、また爆破が起きていたようで、死者も増えてしました。

「私たちの旅行もお先真っ暗だね」

なんて友人と話しながら、この日は就寝しました。

テロだろうと観光したい! 安全第一な街を探す

朝起きてニュースを確認。

リビングにはコロンボで働く、ビジネスでヌワラエリアに来ていた現地の方と、ヨーロピアンのカップルがいました。

情報収集と今後の動き方について話し合い、朝ごはんをご馳走になり、紅茶工場を観光しました。

ヌワラエリアは紅茶の名産地なんです。怖がっててももったいない!

▲紅茶畑の様子

ここで困ったのがインターネット通信制限と、インターネットの情報が炎上して、何が本当の情報か分からなくなったこと。

私はマレーシアのSIMカードを使っていたので何とか使えましたが、現地の人は全員インターネットを遮断され、使い物にならなかったようです。また、日本のニュースと英語のニュースで爆破の事故、発見場所にばらつきがあり何を信じたらいいのか混乱するばかりでした。

何より怖かったのは、空港とバスターミナル。私たち観光客には避けられないスポット。

爆弾がみつかった記事を読み、コロンボの観光はあきらめ、ゴールで帰国日まで過ごすことを決めました。

▲ゴールはスリランカの
ゴールとは?

スリランカ南部に位置する、ビーチのある美しい街のこと。人口も少なく穏やか。有名な観光地があるわけではないが、綺麗な街並みとフレンドリーな現地人が多い、リゾート地

無念のコロンボ テロに怯えながらゴールへ行く

さて、問題はゴールまでの行き方です。

バスや電車を使うと、からなずコロンボの中心にある駅や、バスターミナルを使用しなくてはいけません。

人が集まる場所はテロが起きやすい。「それは嫌だ」と、友人と同意見。どうやってゴールまで行こうか町で情報収集していたとき、怪しい男に話しかけられました。

話を聞くと、チャーターのセールスのおじさんでした。ちゃんとお仕事はしていたんですが、汚いシャツ姿、すきっ歯でタバコ吸いながら話しかけられたので、警戒します。笑

おじさんを信じ、チャーターでゴールまで直行。6時間で2000ルピー。

バスや電車の7〜8倍ぐらいしますが、その日のゴール行きのバスは走っておらず、電車は人が集まるのでとても危険。また、8〜9時間かかるのでチャーターをお願いしました。

トイレ休憩もなく6時間車に揺られゴールまで行きましたが、これはこれで命の危険を感じました。何回後頭部を打ったか。

6時間のロングドライブをおえ、何とかゴールに到着。

「コロンボは今大変だけどここは安全だ、ゆっくり休みなさい」

と、ホテルのオーナーさんが一言。

爆発が起きてから初めて、安心できるところを見つけました。

▲観光中の1枚

ゴールに到着して、スリランカ旅行は残すところ2日間。ゴールの海水浴、マッサージ、ホェールウォッチングなど。

やっと観光らしい観光ができました。

避けては通れない! 恐怖のコロンボ国際空港へ

帰りはホテルにお願いして、テロ発生地のコロンボを迂回し、空港まで送ってもらうことに。

国際線の場合、通常2時間前に空港につくのが常識とされています。ですが、私たちは4時間前に空港へいき、厳しいセキュリティチェックを受け、なんとか時間通りに飛行機に搭乗。

空港には人がごった返していてパニック状態ではありましたが、ヌワラエリアでの夜を思い出すと何てことはありません。また、次の日会社でチヤホヤされたのが嬉しかった。笑

スリランカ旅行がどうなったのかというと、

怪我もなく無事に帰ってきました! 本当によかった!

不謹慎ながらちゃっかり観光しましたが、心の休まらないエキセントリックな旅行でした。

テロの犯人は、過激派イスラム組織。

宗教が原因なはずなのに、教会だけではなく高級ホテルを狙うあたり、無差別で非情だと心が痛みました。空港も駅もバスターミナルも、いつ爆破が起きてもおかしくない状況。平和ボケしている私たちは、考えさせられました。

2020年には、日本でオリンピックが開かれます。ですが、平和ボケしすぎるのも考え物だと思います。オリンピックにはいろんな国の、いろんな宗教の方が日本に訪れます。

日本人はもっと危機感を持ち、心の準備をするべきですね。

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この記事を書いた人

Ruby

Ruby

小学生時にインターナショナルスクール、5年生で飛び級し、オーストリアの小学生へ転校&卒業。大学時代はアメリカ、シアトルに留学。社会人を経験後、ニュージーランドへワーキングホリデーへ。日本で再度就職したのち退職。2018年5月、マレーシアで再就職。巨大うさぎと2人暮らし。