こんにちは 、Ruby(@Alcoholic_ruby)です!
みなさんは、1週間の休暇があったらどこへ旅行に行きますか? どんな旅がしたいですか?
贅沢三昧なリゾート系の旅行や、貧乏旅のバックパッカー。はたまた、自然大好きキャンプ系など。人それぞれでしょう。
私は6日間の有給がとれたので、スリランカへ行ってきました。
いろいろな国へ旅行にいきましたが、スリランカが1番ハードな旅行でした。今までの旅行の中で、もっとも非発展途上国。そして、コロンボでのテロ発生に巻きこまれる事態が起きたのです。
このハラハラドキドキの経験を、ぜひ最後までご覧ください!
楽しい旅行になるはずが「スリランカ同時爆発事件」に巻き込まれる
スリランカ旅行は、2019年4月19〜4月25の6日間。
友人と女2人旅でした。楽しかったこと、オススメな観光スポットなども今度紹介していきますが、今回は旅行中に発生したテロの影響や被害についてお話していきます。
今回の旅行ではシーギリアロックに登ったあとゴールまで降り、最後にコロンボを観光してからマレーシアに帰るプランでした。
しかし、旅行2日目に「スリランカ同時爆発事件」が起きたのです。
スリランカ同時爆発事件とは、こんな事件でした。
2019年4月21日に、スリランカの最大都市コロンボを始めとした国内の8か所で、同時多発的に発生した爆発事件で、コロンボを含む、国内の複数の都市にあるキリスト教教会や高級ホテルが標的になりました。
その日は復活祭の主日であり、教会には礼拝を目的として多数の人がミサに出席していました。爆発は最大の破壊を引き起こすために計画され、教会とホテルを狙った最初の爆発の6つは,すべて自爆テロによって行われました。
スリランカ政府により258人の死亡が確認され、500人以上が負傷が確認されました
引用元:ウィキペディア スリランカ同時爆発事件より
まさか、こんな事件と旅行がかぶってしまうなんて。
シーギリヤロックは、火道内のマグマが硬化してできた岩頸のこと。スリランカの最も有名な観光地のひとつとして有名な世界遺産です
爆発当日の話 知らない間にテロが起きていた!
スリランカ同時爆発事件が起きた日のこと。
友人とスリランカの世界遺産、シーギリアロックに登っていました。
その帰り道でトゥクトゥクを待っている時、スマホを確認したら大量の通知が!
ライン、インスタグラム、フェイスブックから安否確認の連絡が届いていました。
▲トゥクトゥクとは、東南アジアで利用される3輪タクシーのこと。通常のタクシーよりも安く、気軽に移動できるメジャーな交通機関
何のことだかさっぱりでしたが、友人がニュースをみてびっくり!
スリランカ、大都市コロンボにて爆破テロ発生! 死者40人以上!
開いた口がふさがらないとは、このこと。
知らないうちに、スリランカでテロが起きていたんです。
▲シーギリアロックとコロンボの距離は180km以上離れているので、身の危険は感じませんでした。
ですが、最終日にコロンボを観光するつもりだったので「怖いから気をつけないと」と、軽く考えていました。
しかし、シーギリアロックからバスでキャンディまで戻ってくると、雰囲気が一変。
前日にもシーギリアロックにいくためにキャンディを通りましたが、ピリピリとした雰囲気。まだ18時なのに、お店がほとんど閉まっている。街を歩く人たちは、そそくさと家路にむかっている様子です。
バーとレストランが併用しているお店に入ると、
今日はもう閉店だよ!
と言われ、
えっ、バーだよね? そんな早くに閉店していいの?
と、半ギレ。
しかし、事情を聞いてテロの深刻さに驚きました。
政府が全土を対象に、夜間の外出禁止令を出していたのです。
コロンボとは…スリランカの旧首都であり、今は大都市として観光客は必ず訪れる観光街
キャンディとは…スリランカの中部にあり、コロンボの次に有名な都市。シーギリアロックへ観光へ行くにあたり必ず止まるスポットです
キャンディから急遽ヌワラエリアへ移動
キャンデイにいても、お店が閉まっているのでやることがありません。
そこで、友人と相談し、紅茶の有名なヌワラエリアに移動しようとバスに乗りました。
▲ヌワラエリアはキャンディーから80km離れた街
本来はバスも夜まで走っているはずですが、この日は18時が最終とのこと。
景色のよさそうな現地のホテルを予約し、すぐにバスに乗りこんだのでした。
▲紅茶畑の様子
ヌワラエリアとは、スリランカ中部高地にある紅茶の生産地として有名な小さな街。
一面に広がる美しい紅茶畑と、涼しい気候により観光客に人気があります。
増えるテロ犠牲者 深刻な状況と暗黒の街
バスの中で最新のニュースを見ると、
スリランカ、コロンボにて爆破テロ高級ホテルを狙う。死者100人以上!!!
こんな見出しが目に入ります。
ここにきて、かなり深刻な状態なのだと不安になりましたが、私たちはコロンボでの観光を諦めていませんでした。
そして、ヌワラエリアに到着。バスを降りてからは悪夢。今思うと、キャンデイで大人しくしていればよかったです。
バスを降り、私のバスを降りた私の感想は、
暗い! 寒い!
でした。
にぎわうはずのバスターミナルには観光客の影ゼロ。お店もすべて閉店中。
すべての家がカーテンを締め切り、街灯もなく、まさに暗黒の街。一面、真っ暗だったのです。
トゥクトゥクも現地タクシーも1台も見当たりません。一緒にバスにのっていた、観光客も唖然としていました。
あたりを見回すと、少し先に人影が! 近寄ってみると、マシンガンを持った大柄の男。
なんと、軍人の方でした。
ホテルに連絡をして迎えを頼みましたが、ホテル側にも、ホテル側の知り合いにも「危険なので」と断られる事態に。
「ホテルまで4kmなので歩こう!」と提案しましたが、軍人さんと友人に全力でとめられました。タクシーアプリのUberですら「営業時間外」と役に立たず。
ホテルにたどり着けない、日本人観光客2人。
まさか、テロ発生中に野宿になるの!?
タクシーを呼べるスマホのアプリのこと。希望する場所にタクシーを呼び出し、移動の手伝いをしてくれる便利なアプリ。世界500都市以上で利用可能。旅行をするなら必須アプリです