こんにちは、ルビーです(@Alcoholic_ruby)
みなさんお家でゆっくりしていますか? まさか、デートには行ってはないですよね?
今、世界中がコロナウイルスでパニック状態。呑気に遊んでいてはいけません!
私が住んでいるマレーシアでは、ロックダウンの真っ最中。すべての外国人の入国が禁止されています。
日本に一時帰国していたルームメイトは、マレーシアに入国できず。ロックダウンされた街はゾンビタウン化しています。
今回は、コロナウイルスによってマレーシアの街が変化していく様子と、現在どんな生活をしているのかを現地からお伝えします!
3月上旬 マレーシアへの入国制限がはじまる
3月上旬、コロナウイルスが深刻化されていなかったころ。
私は有給をとり、日本に一時帰国していました。美味しいご飯をたくさん食べ、久しぶりの友人に再会。
しかし、帰国の少し前。マレーシア政府から「北海道を訪れた外国人の入国禁止」が発表されました。
マレーシア保健省は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためとして、一部の地域からの入国を一時的に禁止したと5日、発表しました。
対象となるのは、日本の北海道、イタリアの北部の一部、それにイランのテヘランなど3つの州で、これらの地域に14日以内に滞在したことがある外国人の入国を5日から一時的に禁止するとしています。
引用元:NHKニュースより
これはまずい!
入国禁止地域は本州におり、厳しくなっていくと確信しました。
それからは随時最新のニュースをチェックし、不安な気持ち半分。「このまま日本に居たいな」という気持ち半分で有給をすごしました。
無事マレーシアへ帰国できたものの、マレーシアの税関ではまるで感染者のような扱い。
熱をはかり、書類を記入。他の入国者とは別の列に並ばされ、空港を出られたのが2時間後。それでも、何事もなく入国できてよかったと、本当に思います。
その後は、何ごともなく生活していました。
3月中旬 大規模クラスター発生によりロックダウン
3月中旬、事態急変!!!
3月はじめ、首都クアラルンプールでイスラム教の大規模な集会があり、モスクには1万6千人もの人が集まったそう。その人々が、コロナウイルスの「大規模クラスター」になったと発覚。
それに伴い、マレーシア政府から2020年3月18日〜31日まで「活動制限令」を発表。つまりロックダウンです。
スーパーマーケットやガス、水道などのライフライン。生活に不可欠な業種以外は、すべて営業停止が決まりました。
それと同時に、外国人の入国を全面的に禁止へ。
▲ロックダウンにより、ゾンビタウン化するショッピングモール
「そこまでするのか!」と、最初は思いました。
ですが、調べてみると、マレーシアでは3662人の感染、そのうち61名もの死亡が確認されています(2020年4月7日現在)
他人ごとではありません。
スーパーマーケットは大パニック。全員が買いだめをするので、お店は空っぽに。
▲まず、スーパーに入るのに並びます。
▲レジの最後尾からは、レジが見えないほどの長蛇の列。
その他のトラブルで何より驚いたのは、日本に一時帰国していたルームメイトが帰ってこれなくなってしまったこと。
彼女は入国拒否にあい、出国もさせてくれなかったとのことでした。
3月下旬 ロックダウン 入国禁止期間が延長へ
3月下旬、事態はもっと深刻になります。
ロックダウンの中でも、問題なく仕事ができていました。
しかし、コロナの魔の手が迫ってきました。なんと、ロックダウンと入国禁止の期間が延長され、2020年4月14日まで継続すると決定。
私たちの職場では営業時間の収縮と、在宅勤務を余儀なくされました。
当然ルームメイトにも会えません。今は在宅勤務になり、ほとんど人と接触する機会がなくなってしまいました。
また、自宅にあるジムは閉鎖。外を走るのもNG。普段使用しているタクシーアプリの「Grab」や電車も、8:00~20:00までと収縮。
高速道路も封鎖されている状態です。
▲高速道路では通行証がないと、罰金を支払うか、または拘束されます。
▲夜には警官がパトロールし、外出者がいないか見張っています。
パトロール中の警官さん。お疲れさまです。
最近では、こんなニュースもありました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出が制限されているマレーシアで、
警察の制止を無視してジョギングを続けたとして、日本人4人を含む11人が現地の警察に逮捕されました。
引用元:NHKニュースより
11人はすでに釈放されているようですが、罰金や禁固刑が科せられるとか。
コロナウイルスを封じ込めるためマレーシアは本気
これが、今のマレーシアの状況です。
確かに、退屈で不便です。しかし、マレーシアの本気。全力の対応なのです。
特効薬の未完成の今、感染者が出ないように最善をつくし、終息を待つほかないのです。
「自分は大丈夫」なんて思わないでください。元気であっても、もし家族や恋人など大切な人に感染したら?
手洗いうがい、外出しない。こんな簡単なことで、救える命があります。
日本では今後、感染者が増えていくかもしれません。一刻も早くことの重大さをうけとめ、行動に移すべきです。
ひとりひとりの意識で変えていきましょう。
Stay home Stay safe!!!