外国人と仲良くなる会話術 コミュニケーションに必要なのは英語力ではありません

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こんにちは、英会話教室に勤務しているNanaka(@ika75ika)です。

よく生徒さんから寄せられる悩みが、

「英語はある程度できるけど、ネイティブの方との会話時、上手くコミュニケーションがとれず悩んでいる」

という内容です。

皆さん、そんな経験はありませんか?

例えば、

「沈黙してしまう」
「言葉は通じているけど、話が弾まない」
「楽しい会話ができない」

と思っているなら、ぜひこの記事を読んでみてください!

実はネイティブと会話するポイントは英語力ではなく、コミュニケーションの姿勢なんです。

今回は、ネイティブと会話する上で、コミュニケーションを円滑にとるための3つのポイントをお伝えします。

ポイント1 相手に興味を持つ

これ、本当に大切です。

例えば、日本語を話せるようになりたい外国人の方に、

外国人

日本語がうまくなりたいから、友達になってください!

と言われて、嬉しいでしょうか?

また、こちらから話しかけたのに、

外国人

うまく日本語が喋られないから……

という理由で黙ってしまう人と喋りたいでしょうか?

という自己中心的な姿勢がある人とは、喋りたくないですし、時間を割きたくないですよね。

英語が苦手な日本人にも、あるあるネタではないでしょうか。

実は、これがネイディブとの会話が弾まない大きな原因。「相手にまったく興味がない状態」だからです。

更に言うと、自分にもまったく興味がなく、どうしたいか分からず、自己保身(自分の身を守る行動)に夢中にもなっています。英語で何をしたいのか、なぜ英語を話したいのかが分かっていれば、自己保身するはずがないからです。

これに「当てはまる」と思った方は、なぜ英語を喋りたいのか、改めてハッキリさせましょう。

英語を喋りたいだけなら、身銭を切り、英会話教室に通ったり、独学すればいいわけです。

仲良くなりたい相手がいる。もしくは実際にやりたいことに英語が必要なら、それを英語でやりましょう。

▲英語を勉強する前に、何のために学ぶのか。なぜ学びたいのか。その目的をハッキリさせる必要があると、こちらの記事でお話しました。

ポイント2 相手の文化を理解する

この人と仲良くなりたい
こんな人と仲良くなりたい
こんな場面で、こんな話をしたい

英語を使いたい場面がハッキリとしたら、次のステップ。

相手の文化を理解しましょう。

ことわざで例えるなら「郷に入っては郷に従え」です。これは他人をリスペクトすることでもあります。

例えば、

  • 「いただきます、ごちそうさま」を言わない
  • マナーが適当すぎる
  • 家に上がるときに、土足で入る
  • 挨拶で突然ハグされてキスされる

こんなことを突然されたらどうでしょう。

向こうは知らないとはいえ、気分は悪くなりませんか?

「知らないからしょうがないよね」と思うかもしれません。ですが、気分が悪くなる度合いに個人差はあれど、それ以上この人と仲良くなろうとは思うでしょうか?

なかなか、思えないですよね。

相手の文化をしり、自ら寄せていく姿勢は相手へのリスペクト。仲良くなる前のマナーだと、私は思っています。

まずは、文化の違いを知ること。その上で相手の文化をよく知り、相手のことをリサーチすること。そして歩み寄りましょう。

ネイティブと話す前に知っておいた方がいい、英語圏の文化を簡単にお伝えします。

<英語圏内で知っておくといいこと>

・挨拶の手法
・ハンドサインの意味
・食事のマナー
・その国の文化・宗教
・家に上がる場合の作法
・絶対にしてはいけない、失礼な事

本を探したり、ネットで見ればリサーチできます!

<番外編>

・アメリカンジョークへの耐性をつけておく。笑

アメリカンジョークとは、ユーモアの中に皮肉が混じった冗談のこと。私は「ブラックな笑点」といった感じで、なかなか慣れません。

Youtubeでアメリカのコメディ番組をみても全然笑えません。笑いのツボが日本とは違って、面白いですね。

「日本と海外では笑いのツボが違う」と知っておくと、相手がジョークを言ってくれたと分かります。例えつまらなくても、楽しませようとしてくれている相手の好意に気がつけるわけです。

事前に学んでおいて損はないですよね!

ポイント3 相手を楽しませる気持ちと魅力を活かす

オフィシャルな場では英語力が高さは必須ですが、プライベートの場合。

「この人と話したい、一緒に居たら楽しい」と思ってもらえれば、英語力は二の次なのです。

話が面白い人、魅力的な人。どの国でも共通。

自分がどのように相手と関わりたいか?
相手を楽しませる気持ちがあるか?
どうしたら喜んでくれるか考えているか?
自分が与えられる話題や声掛けは豊富か?

以上を意識しながら、コミュニケーションをとってみましょう!

英語でのコミュニケーションを上達させるには失敗あってこそ

記事の中で「自己保身に夢中になっている」と書きましたが、これは過去の私です。

さらに「英語が話せる自分はかっこいい」「自分の英語力を試したい」という気持ちを相手にぶつけ、失敗してきました。

自分を客観的にみて「こんな人と一緒に喋っても楽しくないな」と気ついてから、少しずつですが会話を楽しみ、カッコ悪くても話すように心がけました。

心かける前は話が通じなかったり楽しくなかった会話も、とても楽しめるように。有難いことに、ネイティブから相手にしてもらえる回数も増えました。

日本文化に慣れたのも、日本語でのコミュニケーションが自然にできるようになったのも、長い時間使い続けたからだけです。

英語も同じ。一朝一夕で身につくものではありませんよね。

失敗して当然。気長にチャレンジしていきましょう♪

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この記事を書いた人

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Nanako

ボディーワーカー/ピラティストレーナー/絵描き

北海道札幌市在住。現在はブラジル人女性の経営する英会話スクールに所属。趣味は絵を描くこと、自分の思う美しさを追求すること、カラダを動かすこと、心理とスピリチュアルを学ぶこと、自然で癒されること。絵の作品集を出版し、個展を開くこと。森に癒しのアトリエを構えることを目標としている