こんにちは、Bellaです(@bellabella8383)
コロナウイルスの影響により、オーストラリアではスーパーは品薄。ビーチにも行けず、パーティーもできない状態。
多くの飲食店が人員の削減をおこなっており、仕事ができない中での生活は、ワーホリ生にとってもツラい環境だと思います。
コロナウイルスに限らず、
- 空港が封鎖する
- フライト数の激減
- 航空券が異様に高額になる
など、海外でトラブルに巻き込まれてしまったら? その中でワーホリビザが切れてしまったら、どうすればいいのでしょうか?
そんな時、オーストラリアで使えるのがブリッジングビザです。
現在のビザの期限が切れた場合、新しいビザに切り替えるまでの橋渡し(ブリッジ)となるのが、ブリッジングビザの役割なんです。
日本に帰国ができない! 日本国領事館からビザが切れてしまう場合の対処法の回答が
コロナウイルスの影響により、帰国困難者が出ている最中。
日本国領事館から、ビザが切れてしまう場合はどうすればいいのかメールで回答がありました。
メールの内容をこちらで紹介します。
Q1. 日本への帰国が困難な中,もうすぐ豪州の学生ビザが切れてしまうのですが,どう対処すべきですか。
A1 ビザの有効期限が切れてしまうと非合法滞在になりますので,帰国が困難な場合は,必ず新しいビザを申請してください。
通常新しいビザが発給されるまではブリッジングビザAが付与され合法的に滞在できます。以下のリンクからご申請ください。
https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/visa-about-to-expire/stay-longer
豪州ビザについて質問がある場合は,豪州移民局(電話:131881)へ直接お問い合わせください。
日本への帰国が難しく、その間にビザが切れてしまう場合は「必ず新しいビザの申請が必要」とのこと。
新しいビザが発給されるまでは、「ブリッジングビザA」が付与され、合法的に滞在できるそう。
Q2 渡航直前にフライトがキャンセルされ,このままではビザが切れてしまいます。
A2 早急に新しいビザを申請しブリッジングビザAを取得してください。
ビザが切れてしまった場合には,合法的に滞在するためにブリッジングビザEを申請してください。詳しくは豪州移民局(電話:131881)へ お問い合わせください。
「フライトがキャンセルされ、ビザが切れそう」という状況でも、ブリジングビザAの申請が必要だそう。
ブリッジングビザAとは 新しいビザの申請が通るまでのビザ
日本国領事館のメールによると、海外でトラブルが起きてビザが切れそうな場合は、
- 新しいビザを申請すること
- 新しいビザが発給されるまではブリッジングビザAが付与される
- ビザが切れてしまってもブリッジングビザEの申請があれば合法的に滞在が可能
とのことです。
しかし、ブリッジングビザAとは?
ブリッジングビザAは、現在保持のビザ有効期限内にオーストラリアで新たなビザを申請、現在保持のビザ有効期限内に新しいビザの結果が出ない場合、新しいビザの結果が出るまでの間のビザになります。
引用元:ブリッジングビザとは
新しいビザの申請がおりるまでの、つなぎの役割があるのがブリッジングビザAです。
また、ブリッジングビザには、A、B、C、Eと4種類あり、ワーホリビザが切れてしまいそうな方に関係があるのは「ブリッジングビザA」です。
海外でトラブルが起きたら結局どうすればいい? 素早く新しいビザを申請しよう
ブリッジングビザは新しいビザの申請がおりるまでの、つなぎのビザ。
海外でトラブルが起き、ビザが切れそうな場合はどうすればいいのかというと、素早く新しいビザに申請すること。
すると、自動的にブリッジングビザAが付与され、不法滞在することなく滞在の延長が可能です。
オーストラリア国内で、ワーキングホリデービザから切り替えられるのは、この3つのビザです。
- 学生ビザ
- 就労ビザ
- セカンドビザ(政府指定の地域で88日間働くことにより取得可能)
この上記のビザを申請している期間内は、ブリッジングビザAが自動的に付与されます。
なので、特別な手続きは不要。申請料は無料。ビザの切替申請をすればOKなんです。
ただし、ワーキングホリデービザの期限が切れる前に新しいビザの申請が必要なので、注意してくださいね。
学生ビザ 就労ビザ セカンドビザの取得条件 ブリッジングビザAの取得は意外と難しい
<学生ビザ>
学生ビザの申請には620ドル(4万円ほど)がかかります。その他にも学校を決め、入学金や学費をはらう必要があります。
<就労ビザ>
就労ビザはスポンサーの企業が必要だったり、指定されたIELTSのスコアをクリアする必要があったりと、レベルが高い傾向にあります。
<セカンドビザ>
セカンドビザは、ファームなどで働いた経験が必要。今はサードビザまでも取得が可能のようですが、私はファームに行っていないので対象外。
ブリッジングビザAを取得するのは簡単でも、新しいビザを取得するのに厳しい条件があります。
オーストラリアワーホリ中、コロナウイルスの影響で空港が封鎖。ビザを延長するか悩んでいた私にとっては、新しいビザの申請は現実的な対処法ではない、という印象を受けました。
また、このブリッジングビザAはオーストラリアから出ることができないビザなので注意してください。出国した場合、失効してしまいます。あくまでも滞在し続けるのに必要な、つなぎのビザなんす。
ちなみに、出国可能なビザはブリッジングビザB。申請料145ドルがかかります。
「観光ビザでは延長は可能なのか?」と疑問に思う人がいるかと思います。
結論、ワーキングホリデービザから観光ビザへの切り替えは不可能です。必ず日本への一時帰国が必要となります。
ワーホリビザから観光ビザにできるビザもある
観光ビザについて少し触れたので、ここで豆知識を。
オーストラリアの観光ビザは、大きくわけ2つの種類があります。
1.イータス(ETAS)
オーストラリアへの観光者が申請する、「観光ビザ」と呼ばれているのがイータス(ETAS)です。
申請料は20ドルかかり、1年間有効です。1回の渡航で滞在できる期間は、最大3ヶ月。有効期限内なら何度でも渡航が可能です。
また、このビザで3ヶ月間の留学も可能。このイータスが申請できる国は限定されています。申請は日本からでき、申請後すぐに可否がわかるのが特徴。
申請はこちらのリンク先から可能。オンラインで申請可能。日本語にも対応しています。
2.サブクラス600(Subclass600)
別名「訪問ビザ」と呼ばれている、Subclass600。
申請料はオーストラリア国外からなら145ドル、オーストラリアの国内からなら365ドル必要となります。
最長、1年間の滞在申請が可能です。
ただし、審査がきびしいため、国外からの申請の場合は6ヶ月。オーストラリア国内からだと3ヶ月を選んだ方が無難。
物理的にワーキングホリデービザからSubclass600への申請が可能なようです。しかし、ワーホリビザからの場合、申請を却下されることがほとんどだとか。
こちらは国内から申請ができるようです。
Subclass600を申請したい方は、こちらの記事が役に立ちそう。
観光ビザについて、シドニーにオフィスを構える「トラトラ」というエージェントに問い合わせをしてみました
登録不要。無料でラインから問い合わせができました。不安なことがあったら、トラトラのシステムを使うのもオススメ。丁寧に回答してくれますよ!
ブリッジングビザEは最終手段のビザ
ブリッジングビザE、調べてみると全然いい印象がありません。
オーストラリア政府の正式なサイトによると
出国手続き、移民問題の最終決定、または移民の決定を待つ間、合法的にオーストラリアに滞在できます。
とのこと。
いっぽうで、
「絶対にほしくないビザ」
「お世話になってはいけないビザ」
とも言われているとか。でも、なぜなのでしょう?
ブリッジングビザEを一言でいうと、「オーストラリアから去るための準備期間中に、仕方なく付与してもらうビザ」です。
不法滞在者などに対して発行されることもあることから、今後のビザ申請に悪影響が出る可能性があります。
かなりグレーなビザですね。
オーストラリアで海外トラブルに巻き込まれたら 何らかのビザを申請して
コロナウイルスの影響によりバタバタと緊急帰国した私は、「ブリッジングビザ」の存在さえ知りませんでした。
空港の封鎖、航空券が入手できないなどオーストラリアで海外トラブルに巻き込まれたら、
- 学生ビザ
- 就労ビザ
- セカンドビザ
この3つのうちのどれか申請し、ブリッジングビザAを取得しましょう。
私の予想では、今回のコロナ被害で、ワーホリ生以外にもたくさんの方がブリッジングビザにお世話になるのではないかと思います。
「帰りたいのに帰れない人向け」のビザを作ってほしいものですね。
ビザについて参考になる記事一覧
・トラトラートラベル&トラベル|オーストラリアの学校 ビザ延長について